奈良県明日香村

明日香村の魅力

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  飛鳥宮跡（伝飛鳥板蓋宮）

  飛鳥板蓋宮は、「大化の改新」の幕開けとなる乙巳の変（中大兄皇子等による蘇我臣入鹿の暗殺）の舞台です。
  その後の調査で飛鳥板蓋宮(皇極天皇)だけでなく、飛鳥岡本宮(舒明天皇)や、飛鳥浄御原宮(天武・持統両天皇)など、複数の宮が断続的に置かれたことが判明し、伝飛鳥板蓋宮跡から飛鳥宮跡へと名称が変更されました。日本遺産「日本国創生のとき～飛鳥をかけた女性たち～」の中でも非常に重要な史跡です。

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  石舞台古墳

  蘇我馬子(そがのうまこ)の墓と伝えられる石舞台古墳〈6世紀末～7世紀前期〉は、わが国最大級の方墳であり、飛鳥に所在する古墳の代名詞になる著名な古墳です。天井石の上面が広く平らで、まるで舞台のように見えるその形状から古くから「石舞台」と呼ばれています。
  墳丘の盛土が全く残っておらず、巨大な両袖式の横穴式石室が露呈しているという独特の形状であり、古墳を形成する30数個の岩の総重量は約2300トンにもなりその存在感は圧倒的なもの。特に天井石は約77トンもあり、造られた当時の優れた土木・運搬技術がうかがわれます。

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  牽牛子塚古墳

  牽牛子塚古墳は明日香村大字越に所在する終末期古墳で別名｢御前塚｣｢あさがお塚古墳｣と呼ばれています。貝吹山（210メートル）を最高点とする通称真弓丘と呼ばれる低い丘陵の一画にあり、檜隈の古墳群を眺望できる景勝の地に位置しています。国の史跡に指定されており、平成21年の調査で対辺長約22メートル高さ4.5メートル以上の八角形墳であることが判明しました。約5年間の整備を経て飛鳥時代の大王（天皇）家を象徴する「八角形」の墳丘が復元され、ついに令和４年３月６日に一般公開を開始しました。

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  キトラ古墳

  キトラ古墳は、高松塚古墳に続き日本で2番目に発見された7世紀末～8世紀初めに築造された壁画古墳です。床面を除く壁面には四神・十二支像・天文図・日月像の壁画が描かれています。四神図（玄武・青龍・朱雀・白虎）等の図像で、陰陽思想や四神思想における天と地が石槨内に表現され、特に中国で観測したとみられる天文図は、現存する本格的な天文図としては最古のものであり、四神図・十二支像とともに「キトラ古墳壁画体験館四神の館」で保管・公開されています。

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  高松塚古墳

  高松塚古墳は墳丘直径23メートル、高さ5メートル程度の二段築成の円墳であり、直径18m、高さ5mの小さな円墳です。昭和47(1972)年3月、石室内に極彩色壁画(国宝)が発見され、戦後最大の発見として大きな注目を集めました。石槨内部には東壁には青龍と日像、西壁には白虎と月像、北壁には玄武、東西の両脇には人物像、天井には星宿図が描かれています。古墳内部は保存上密閉されているため、見学はできませんが、隣接する高松塚壁画館で、精巧な模写や石槨の模型が展示されています。

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  明日香村ならではの風景

  明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備に関する特別措置法（明日香法）によって保全された瓦屋根の立ち並ぶ集落と農村風景、そして歴史遺産が構成する明日香村ならではの風景をお楽しみいただけます。